介護の仕事の職場は、病院から特別養護老人ホームまでと多岐に渡っています。もし介護の世界で活躍したいのなら、必要とされるスキルを考える必要があります。
介護職は専門職であるため、基礎的な資格を取得している求職者を求めているケースが少なくありません。
介護では身体的な補助も行いますので、安全性を考慮して一定の知識と技術を持っている人が必要なのです。
まず介護系で最初に取る資格「介護職員初任者研修」を取得していれば、訪問介護や痰の吸引などできる仕事も増えるため、転職後のキャリアアップを望んでいる方なら必須です。
介護の資格は専門学校に通うだけでなく、通信講座で取得できるものもあります。働きながら福祉業界への転職を考えている方にとっても道が拓けているといえるでしょう。
また資格を取得した後に介護士として働く場合、必要になるのは体力です。
介護士は立ち仕事が多く、身体の補助を行う際は支えるための力も必要になります。さらに介護施設では高齢者の方をお世話することになるため、風邪は御法度です。
転職前に体力をつけるために運動をするだけでなく、免疫力向上のために食生活も整えておきましょう。
介護士としての経験を積んだ後には、キャリアアップとしてケアマネージャーになる道があります。
ケアマネージャーとは、高齢者の介護を進める基本となるケアプランを作成できる職業です。介護の現場でチームを統括する立場に立ちたい方に向いているでしょう。
ケアマネージャーは、国家資格を取ってから5年以上現場で働くことで受験資格を得られます。介護のスペシャリストになりたい方は、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。